真面目な兄と弟に囲まれた生活

兄弟のイラスト

私には2つ離れた兄と弟がいます。私は真ん中で男2人に囲まれていたからか、小さい頃は毎日ケンカをしていました。
言葉での言い合いで終わればいいですが、ヒートアップすると取っ組み合い。兄には力では勝てなかったのでよく腕をかんで泣かせていました。弟は力が同じくらいだったので、私が勝つ場合もしばしば。
姉や妹がいれば、ままごとやお人形さん遊びなどをしたかもしれませんが、プロレス技をしかけて遊んだり、公園で虫を取ったりとやんちゃな子供時代でした。「もっと女の子らしくしなさい」と母に何度言われたことか。

何かとかばってくれた兄

そんな環境で育ったので、兄や弟の友達とよく遊んでいました。
ですが、小学校低学年の頃は兄の友人にからかわれたり、ケンカになったりすることも。そんなとき、兄は「やめろよ」と私をよくかばってくれました。兄がいつも私の味方になってくれることが嬉しかったです。それをたまに言うと「そうだったっけ?」とはぐらかされます。

私と兄をみて学習をする弟

弟は私と兄のケンカを見ていたので、何かと学習をしている子でした。なので、母に一番叱られずにかわいがられたと思います。それが私は面白くなくて、母に色々と弟の悪口を言っていました。
兄が高学年になると遊ぶ機会は減っていったので、弟と一緒に遊ぶことが増えましたね。

兄との印象深い思い出

私が高校生の頃、兄はアルバイトを始め、弟は絶賛反抗期の真っ最中。お互いにつかず離れずな距離でした。

今でも印象に残っているのは、兄と進路について話をしたことです。家に兄と2人だけしかいないとき「お前、大学行くの?」と聞かれました。
話を振られた当時、薬剤師になる夢を持っていましたが、本当に自分がなれるかどうか色々と悩んでいる時期でした。それを正直に伝えると、兄から「迷ってるくらいだったら辞めろ」と一言。
そのぶっきらぼうな言い方がカンにさわり「兄ちゃんには関係ないじゃん!」と強くあたった記憶があります。

後々母から聞いた話ですが、兄や弟は大学受験前にピリピリしている私をちょくちょく気にかけてくれていたそうです。面と向かってそんなこと口にしませんが、ちょっとうれしかったですね。

私の味方である2人

弟も働く年齢になると、仕事に関することやグチを言い合うことが増えました。2人に色々と言われムッとなることもありますが、的を射た発言もしてくれます。

一時期仕事がキツくてまいっていたときもありましたが、2人から「キツかったら辞めろ」「ゆっくり休めば」と言われ、結構救われたときもありました。年上・年下の意見が聞けるので、真ん中も悪くありませんね。
弟に関しては少しお金にルーズなところもありますが、2人とも仕事は真面目なので尊敬はしています。