なかなか兄のバイクの後ろに乗せてもらえなかった
私が高校生の頃、兄はすでに大型免許を取得していました。兄がこまめに手入れをしていたのでバイクはいつもピカピカ。
「早く乗せて!」とお願いしていましたが、当時兄には彼女がいたのでなかなか乗せてもらえませんでした。どうせ無理だろう…と半ばあきらめていた頃、不意にチャンスが訪れたのです。
その日は天気がすこぶる良くてまさにバイク日和。兄はバイク仲間と早朝ツーリングに行き、お昼過ぎに帰ってきました。
よほど楽しかったのか、私にその日行った場所について語りました。私はそのときテレビを観ていたので「うんうん良かったね」と聞き流す程度。その話を聞いたとしても、どうせ乗せてもらえないと分かっていたからです。
そんな態度に腹を立てた兄が「お前、暇なら来い!」といきなり言い出したのです。いつもは彼女が使っているヘルメットを渡され、兄が運転するバイクに乗ることになりました。
予想以上だったバイクの楽しさ
私を乗せたのを確認したあと、兄はビューっとスピードを出し、バイクを走らせました。
「もうちょっとスピード緩めてよ!」って言ったものの、それが聞こえているのかいないのか、速度を一向に緩める気配はありません。
正直ちょっと怖かったのですが、大型バイクは安定しているので、時間が経つにつれ、景色を見れる余裕も出てきました。空気の冷たさが肌に触れるのが心地よく、風を切る爽快感が気持ち良かったです。
私を降ろしたあと、兄は「楽しかっただろ」と勝ち誇ったように言いました。
「うん」と一言で済ませましたが、スリルさと風を切る楽しさが予想以上だったので、それからバイク熱が一気に加速。
兄や弟の後ろに乗せてもらうのではなく、自分の好きなときにバイクを走らせたいと思い、中型免許を取りました。
私が愛車に選んだのは、カワサキの250TR。「ヤマハのセロー225が良いんじゃない?」とも言われましたが、250TRのデザインに一目ぼれして購入しました。シート高も低く乗りやすかったので。
兄と私に触発されたのか、弟もバイク免許を取得。後ろに友人を乗せたり、兄や弟と時間を合わせてツーリングに出かけました。
バイクを手放す必要があるのか
週に一度は必ず走らせていたバイクですが、車を購入したのをきっかけに走らせる頻度が減ってしまいました。
バイクは走らせないとダメになってしまいます。維持費を考えると、レンタルで楽しんだほうが良いのかもしれません。
父はバイク免許を持っていないため「乗らないなら処分しろ」と言うし。もったいないので兄か弟に譲ろうかと思いましたが「俺の趣味じゃない」と一蹴。冷たいですよね。
「じゃあバイクを売るなら、どこに持っていけば良い?」と弟に相談したら、「俺がたまに使うバイクワンってとこにしたら」と言われました。
ここらしいです?バイク買取|バイク買取専門店バイクワン
ちなみに私と兄は愛車を長年大事にするタイプですが、弟は自分が欲しいバイクがあれば今手元にあるバイクを売って、新しい車種をすぐに買うタイプです。
すぐ売るなんてバイクがかわいそう…と思っていましたが「そっちみたいに、バイクを置いているほうがかわいそうだろ」と一言。たしかにそうですね。教えてもらったサイトでは自動査定ができるようなので、さっそくやってみます。