自分に投資をする
20代までは今ある仕事をがむしゃらに行っていました。日々、先輩や周りの人に助けられながら、今ある業務をこなしていた感じです。ですが、30代になると、仕事をこなすのは当たり前となり、日々自分の成長のために何ができるのか考えるようになりました。そこで実践したのが「自分への投資」です。患者さんに寄り添った対応ができるよう、コミュニケーションアップをはかるセミナーに参加するようになりました。
また、薬剤師同士の交流会にも参加しています。調剤薬局で働くメンバーと色々情報交換を行いますが、それだけでは十分とはいえません。病院・ドラッグストアで勤める薬剤師と交流がはかれるため、初めて知る情報も豊富に得られますし、以前よりも人脈がグンと増えました。「今ある仕事を黙々とこなせば良い」と考える人もいらっしゃいますが、せっかく薬剤師として勤務しているなら、色々な業界で活躍される薬剤師と接することをおすすめします。
自分に投資をする際のポイントは、好きな内容を学ぶことです。私の場合、薬剤師の知識を増やしたいのはもちろん、人とかかわるのが好きなほうなので、研修や交流会に行くのがとても楽しいです。ですが、人によっては、知らない人とかかわるのが少し苦手というタイプもいらっしゃいます。自己投資をするなら、自分の興味があること・ワクワクすることを行いましょう。
何事も前向きに取り組むことも大切
自分を成長させるには、何事も前向きに取り組むことも大切です。初めてチャレンジすることは誰だって緊張しますし、不安になるものです。「できないかもしれない」と最初から考えるのは、自分の力を過信している証拠です。できないことは当たり前なので、それを「どれだけできるようにするか」が重要になります。自分はできるという良いイメージを持ちましょう。
また、不安になる要素を見つけ、解決するための方法を見い出すことも必要です。「なぜできないのだろう」と頭を悩ませても、この状況は解決できません。解決するにはこのスキルが必要・〇〇を強化しなければならない、など客観的に自分を見つめなおしてみてください。
自分の考えを広げるためには「読書」がおすすめ
今の自分があるのは、たくさん本を読んだことも大きく関係しています。昔は自分の意見を曲げずに主張するタイプでしたが、本を読むようになり、自分とは違う考え方を持つ人がたくさんいるのだと知りました。自分の意見を掲げるのは大切なことではありますが、社会に出ると、性格や考え方が異なる人たちと一緒に仕事をするため、さまざまな意見が飛び交います。そういった場で上手く対応できるよう、傾聴力や会話を円滑に進めるポイントを紹介した本を読み、自分の知識として吸収しました。自分と全く異なる考え方をする著者ほど、読んでいてとても勉強になりますよ。